お好み焼き 福ちゃん おこのみやき ふくちゃん

『府中焼きはヘラを使って鉄板で食べるんじゃ！』

ということで、どうもこんにちは。府中生まれ府中育ち、レポーターのむねっちです！
今回はじめてフチュミンから府中焼きレポーターに抜擢されました。ちょっと緊張気味ではありますが、お腹ペコペコなのでフチュミンと合流してささっとお店に入らせてもらおうと、、、

あれ？なんか外観に趣というか、和の雰囲気があるような。。。

と、一瞬気になりかけましたが、やっぱりお腹ペコペコなので、ちゃちゃっと入店。お店に入ると店内はカウンター7席と4人座れる座敷テーブルが2つ。清潔でさわやか！アットホームな雰囲気に勝手に親近感を覚えるてしまいました。

府中焼きは基本ダブルなワタシですが、福ちゃんでは普通面と辛麺の組み合わせも可能！

鉄板の前ににいるおかあさんが「取材じゃろ。こっち座り座り」と、元気いっぱいカウンターに案内してくれました。『府中焼きは基本ダブル！』を常とするむねっち。早速、そば肉玉のダブルを注文すると、「普通麵と辛麵を1玉づつもできるよ！」とおかあさんが教えてくれたので、迷わずそれを注文。

生地を薄くひく。（薄さが大事！）うんうん。丁寧できれいな形。そして薄くカットされたキャベツをのせる（むねっち的にはキャベツの薄さにこだわりを感じる。）

麵とミンチ肉をのせる（肉汁がすごい）

ここで卵。（福ちゃんは卵をカップで溶いて、溶き卵を麵とミンチ肉とキャベツに絡ませるスタイル。）

裏返して旨みを閉じ込めるようにやさしく、丁寧に、そして丁寧に、ぎゅっぎゅっと押す。

あー、おいしそーーーー！！

いかんいかん取材せねば。いやしかし、料理人の邪魔をしてはいかんと思い、そのかわり府中焼きから目を離すまいと再び焼き上がりに注目（取材は食べてからにする）表面が焼けたらもう一度ひっくり返す。そこに独自ブレンドのソースを塗って、かつお節と青のりをふって完成！！！

おおお、うつくしい！「いただきます！」

『府中焼きは右側から一列づつ食べる』むねっち。溶き卵が絡んでいるからか、中がフワッ！フワッ！そして最高の力加減でぎゅっぎゅっとしてあるので、ボロボロ崩れず食べやすい。

「う、うまい！」

お店への思い

お腹もいっぱいになって、楊枝でシーシーもしたし、引っ切り無しに入ってた注文も落ち着いたのでおかあさんにお話をきかせてもらいました。元々おかあさんは、この場所で『仕出し福ちゃん』をご主人と二人で営まれていたそうですが、ご主人が亡くなられてからはお店を辞めていたそうです（外観の趣きはその頃の名残りだったんです）

老舗「おかめ」で修行

しかし、2017年に府中焼きの老舗『おかめ』の味に惚れ込み修行の末、その年9月18日に府中焼きのお店『お好み焼き　福ちゃん』を開店。友人が作ってくれた切り絵のイラストを、暖簾とエプロンと店内に配して、「お店やっとるときが一番幸せ」「お客さんに楽しませてもらっとる」と楽しそうに笑顔で語ってくれるおかあさん。店内の暖かい雰囲気も、お好み焼きの丁寧な味も、ここからきとるんかと納得。

「お店づくりに関わってくれた友人、食べにきて大好きなおしゃべりを楽しませてくれるお客さん、そんな充実した日々をもたらしてくれた府中焼きに、いつも感謝」と続けるおかあさん。笑顔がかわいい。今回は取材だったけど、また食べに来よう！と思ったのでした。